Bohemian Rhapsodyの歌詞解釈 第1回

今日から実際に読み解いていきます。

本日の読み解く部分

今日はこの部分を読み解いてみます。

Is this the real life?
Is this just fantasy?
Caught in a landslide
No escape from reality
Open your eyes
Look up to the skies and see
I’m just a poor boy, I need no sympathy
Because I’m easy come, easy go
A little high, little low
Anyway the wind blows, doesn’t really matter to me, to me

それでは始めます。

読み解いていきます

1行目、2行目

Is this the real life?
Is this just fantasy?

この2行は、普通の第2文型の疑問文で問題ないでしょう。
気になるのは1行目のtheです。
a lifeとかthe lifeとか言い方があるようですが、realが付く事で「(これそこが他にはない唯一の)現実だ」という意味を持つので冠詞がtheになっているということでしょうか。
まあこのtheが訳されることはまずないと思うので、歌詞の原文から雰囲気を感じ取ってください。

ちなみにlifeは「人生」とか「生活」とか訳されるのが普通だと思いますが、この後で「人を殺してしまった」という感じに続いていくので、ここでは単にleal lifeで「現実」という感じの訳がしっくりくると思います。

justもなかなか日本語にしにくい単語だと思います。
とりあえず「『正確な、正しい』夢か」というようにしておきますが、これを訳に入れると変な感じになるので、ここも雰囲気だけ感じ取ってください。
これを「ただの」と訳している人がいましたが、この意味は副詞の場合だけみたいです。
fantasyは名詞なので、justは名詞を修飾する形容詞でなければなりません。

2月26日追記:
副詞が名詞を修飾することもあるようです。
Merriam-Webster’s Essential Learner’s English Dictionalyのjust(adv)の説明です。
IMG_20160226_220057
ここの4で、名詞を修飾している例文がありました。
もう少し調べてみると、これは焦点化の副詞と言って名詞を修飾する副詞もあるようです。
なので、「ただの」と訳して問題ないようです。
という事で歌詞も修正します。

fantasyを「夢」と訳しましたが、real lifeに対してfantasyなので、日本語で表現すると「夢か現(うつつ)か」という対比がしっくりくるのではないかと思います。

という事で、訳は以下の通りとします。

これは現実か?
それとも夢か?それともただの夢か?

3行目

Caught in a landslide

この文は、分詞構文でしょうか?
なわけないですね(笑)。
主語が省略されているものだと思います。
まあ分詞構文も、主語を省略する方法の1つと言えばそうなのですが。

省略された主語について、1つ目の可能性がIで、もう1つの可能性がこの2行後で出てくるYouだと考えられます。
ここでいきなりIでもYouでもない第三者が現れるとはあまり思えません。

意味としては「あなたは地すべりに捕まる」と他人事のように見るのは違和感があります。
ここは自分自身が苦悩している様子が伺えるので、捕まるのは自分自身であると見ていいでしょう。

さてそこで主語がIかYouかです。
Iだったら受け身でcaughtは過去分詞となるでしょう。
Youだったらcaughtは自動詞の過去形となるでしょう。

仮にYouだったとして、あなたが何を捕まえるのか、その捕まえる対象がはっきりしません。
あと歌詞全体を見てみると、少なくともこの部分の周辺では過去形の文章が出てきていません。
という事でここの主語はIで、現在形の受動態であろうと思われます。
省略しないで書くと、I am caught in a landslide.となります。

という事で訳を以下のようにしてみます。

僕は地すべりに捕まる

4行目

No escape from reality

ここも主語が省略されているものだと思います。
not escapeではなくてno escapeとなっているので、このescapeは名詞と見ていいと思います。
という事で省略されている主語はThere isあたりと見ます。

あとescapeは名詞だと「逃亡」という意味のようですが、もう1つ「逃亡手段」とか「逃げ道」という意味もあるようです。
ここは後者を使ってみようと思います。

現実からの逃げ道はない

ちなみに1~2行目で夢か現かと問いかけていますが、3~4行目を見る限り現実だと分かっているように見えます。
現実逃避したい、けど逃げられない、という感じでしょうか。

あと3行目で言っているlandslide(地すべり)は、苦しい現実の比喩表現と見ていいでしょう。

3行目、4行目(解釈その2)

Caught in a landslide
No escape from reality

分詞構文はないだろうと思っていましたが、改めて考えてみると分詞構文の方がしっくりくるような気がしてきました。
3行目の省略された主語は上に書いたIという考えで変わりありません。
そうなると4行目の主語もIにしなければならないので、こんな感じでどうでしょう。

(Having been) Caught in a landslide, I have no escape from reality.

訳は以下のとおりです。

地すべりに捕まってしまった結果、僕に現実からの逃げ道はない

さっきのばらばらの文章よりも、こっちの方がまとまりがある気がします。
分詞構文の用法としては、原因とか理由あたりになると思います。

おおまかな意味としては、分詞構文であろうとなかろうとそんなに違いません。
ただ曲を聞いてみると、この3行目と4行目は繋がった文章のように聞こえました。
なので僕は、この分詞構文説を支持します。

5行目、6行目

Open your eyes
Look up to the skies and see

これは命令文でいいと思います。
ところで、いきなりyourというのが出てきました。
この二人称は一体誰の事でしょう?

ここで思い出したのが映画のThe Matrixで、トリニティがエージェントから逃げて階段を転げ落ちた後、”Get up, Trinity. Just get up.”と自分に呼びかけていたシーンです。

そもそも、このブロック全体が自分自身への語りかけのように見えます。
なのでここも、自分自身への命令と見ていいのではないでしょうか。

目を開けろ
空を見上げて見ろ

7行目

I’m just a poor boy, I need no sympathy

前半が第2文型、後半が第3文型です。
ここはまあ普通に訳していいと思います。

1つ、自分のことをmanではなくboyと表現している点に注目してみます。
主人公が自分自身を幼く見ていて、自分自身に対する自信のなさというか頼りなさ、つまり自尊心の低さのようなものを持っているように見えます。

あとpoorは中学校では貧乏と習いますが、ここでは金銭とか物質的な貧しさに限らないと思います。

僕は哀れな少年、僕に同情はいらない

ちなみにこのI’m just a poor boyという言葉は、後でまた出てきます。

8行目、9行目

Because I’m easy come, easy go
A little high, little low

easy come, easy goは日本語で「悪銭身につかず」と訳されるようですが、実際の意味は少し違う気がします。
単純に訳すと、簡単に入ったものは簡単に出て行くとなります。
なので不当に得た金品に限らず、苦労せずに得たもの全てが含まれると思います。

その次の行はまた難しいですが、少しいい時もあれば少し悪い時もあるという感じで、あまり激しく上がり下がりはしていないような印象を受けます。

ここの訳は非常に難しいところですが、意訳してこんな感じにしてみます。

なぜならば、僕は適当にふらふらと過ごしている(だから特に同情なんてしなくていい)

10行目

Anyway the wind blows, doesn’t really matter to me, to me

1つ目の節はとりあえず普通に訳してよさそうです。
windの冠詞は普通はtheで、形容詞が付く場合はa cold windとかa north windとなったり、あるいはconstant windsのように複数形になったりするようです。

2つ目の節は主語が省略されていますが、1つ目を受けてitとでもしておけばいいでしょうか。
接続詞は譲歩と言うのでしょうか、そんな感じで繋げてみます。
reallyは副詞で「本当に」、matterはその被修飾語となる自動詞で「重要である」です。
以上から、それは僕には重要ではないという感じにしてみます。

3つ目でto meを繰り返しています。
「大事なことなので二回言いました」的な感じで、”自分にとっては”というのを強調しているようです。

もう1つ別の考え方で、2つ目の節の主語は1つ目の節を受ける関係代名詞whichが省略されているというのもあります。
そうなると、この行のメインはAnyway the wind blowsの部分になり、残りは最初の節を説明する付け足し部分となります。
そう考えると、「それが自分にとって関係はない」という事すらどうでもいい事だという印象が強くなる気がします。

ただ文法ルール上、非制限用法のwhichは省略できないようです。
しかしここは歌詞であって、文法のルールには縛られない世界です。
どちらが正解とは言えないと思うので、ここも雰囲気を感じ取ってもらえればいいかと思います。

とにかく風は吹く、けど僕には本当にどうでもいいことだ、僕にはね

あと、風が吹くというのはそのままの意味ではなく、世の中のいろんな物事の比喩表現ではないかと思います。
”自分にとっては”というのを強調しているので、他の人にとってはどうか知らないけど重要な事かもしれないと言いたいんだと思います。
そこでそのまま風が吹くと取ってしまうと、風が吹くことが重要になる人って昔の船乗りか何かぐらいしか思いつきません。

前の行で自分はふらふらと過ごしていると言っておいて、次の行で自分以外の周囲はどんどん動いていく、そんな周囲が動いていく様を「風が吹く」と表現している気がします。

第1回まとめ

できるだけ元の歌詞に自分が意味を付け足さないようにしてみたつもりですが、如何だったでしょうか。
いや、僕が勝手に比喩表現だとしたところに勝手に自分の解釈を入れていました。

僕はまだ英文法を使いこなせるレベルまでには達していないので、文法的な解釈ミスがあるかもしれません。
その場合は「こいつ間違ってるよプークスクス」と笑うだけでなく、指摘していただけたら幸いです。

また、後の解釈を続けていくうちに、やっぱりここはこうしたらよかったかなと思うことも出てくると思います。
それがあると思ったので全部終わってから公開すべきかとも思いましたが、いつになるか分からないので終わったところから順次公開していって、何かあったらその都度修正するという方針で行こうと思います。

まだまだ先は長いですが、いろいろ想像しながら解釈していくのは楽しいです。
という事で次回をお楽しみに。

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