エアコン工事手順2 新しいエアコンの取り付け

前回の記事からの続きです。

新しいエアコンの室外機と室内機の設置

これは特に難しいことはないと思います。

室外機は古いものがあったのと同じ所に置けばいいだけです。
室外機は6畳用のもので2~30kgぐらいあると思うので、もし古いものが高い位置にあって乗せたり降ろしたりが大変なようであれば、次回交換時の事を考えて新しいものは低い位置に置き場所を変えてもいいと思います。
業者さんに頼んだ場合、室外機が高い位置にあるだけで作業料が何千円かアップしますが、自分でやってみるとその料金の妥当さがよく分かると思います。

室内機は、まず取付板を壁面にネジ止めしてから、それに室外機を引っ掛けるような感じになります。
取り付けには、下地センサーと水平器があるといいでしょう。
ねじ止めはエアコン用のアンカーが売ってありますが、何ヶ所かは木材にねじ止めしたほうが安心です。
取り付け後はこんな感じになりました。

穴にかかっている壁紙があるならば、しっかり切り取っておいた方がいいです。
というのも、この壁紙はエアコンが設置された状態で後から貼られたものですが、このまま配管をずるずると通したら壁紙がビリビリと破れてしまい、壁紙の傷が見えるところまでいってしまいました。

あと配管についてです。
僕は、最初に配管を室内機に取り付けてから、その室内機を壁に取り付けました。
その際、取り付けながら配管を穴に合わせて曲げればいいと考えていましたが、いくら配管が柔らかいと言っても金属なのでそれなりに硬く、中途半端なところまで取り付けてしまったら曲げるのはかなり難しくなります。
なので配管は穴に合わせてしっかりと曲げておいて、室内機の取り付けの際には曲げる必要がない状態にしておいた方がいいです。

配管の他に、排水用のドレンホースと、室外機に電力を供給するための電線もあらかじめ繋いでおきます。
電線は一般にはVVF2.0-3Cだと思いますが、たまに4芯が必要という場合もあるようなので、エアコンの説明書を確認してください。

配管、電線を室外機に接続

配管の接続には、トルクレンチを使います。
詳しくは以前の記事を参考にしてください。

慣れている場合はただのレンチだけでも大丈夫ですが、素人がやると力加減が全く分からないと思います。
実際には、銅管のフレア(ラッパ状の形)を、室外機の接続口の形に合わせて若干変形させるぐらいの力になると思います。
感覚で言うと、銅管が軽くねじれるぐらいの力です。

締め付けが弱いと隙間ができてしまうし、強いとフレアにヒビが入ってガスが漏れてしまいます。
この中間の力で締める必要があるので、やっぱり器具に頼るべきだと思います。

あとは電線を室外機に接続します。

配管のエアパージ

これが重要な作業です。
というのも、ただ配管を接続しただけの状態では、配管内に空気や水蒸気が充満しています。
冷媒に空気や水蒸気が混合した状態でエアコンを動かしてしまうと、冷却能力が弱くなったり、最悪壊れたりすることがあるようです。

そうならないためにも、配管内に冷媒を開放する前に、配管内の空気や水蒸気などを追い出す作業になります。
配管から空気(air)を追い出す(purge)ので、エアパージと言います。

またまたエアコンの図です。
エアコン図

まずエアコンを購入した状態では、冷媒は全て室外機の中に封じ込められています。
バルブを開放する前に、エアパージを行います。

接続はこんな感じです。

青いホースを室外機のサービスポートからマニホールドゲージに繋ぎ、黄色いホースをマニホールドゲージから真空ポンプに繋ぎます。
接続ができたら、マニホールドゲージの青いバルブが開いて赤いバルブが閉じていることを確認してから真空ポンプを動かし、配管内の空気を抜きます。

真空ポンプの使い方について軽く書いておきます。
僕が買ったのはこんなやつです。
IMG_20160124_172734
買ったらそのまま使えるものではなくて、まず真空ポンプ用のオイルを赤いつまみのところから注入します。
オイルは普通は付属されていると思います、もしくはホームセンターにもあると思います。
どれだけ入れるかというと、小窓で入れる量が分かるようになっています。
IMG_20160124_172817
このレベルの線よりちょっと上ぐらいまで入れました。

後は繋ぎ方ですが、普通に上からでした。
IMG_20160124_172758
横にも接続できるようになっていますが、ねじのサイズがホースと合いませんでした。
あとWarningのラベルのすぐ上に黒い煙突があって買った時はゴムの栓がされていましたが、動作中はここから霧状になったオイルが出てくるのでゴムの栓を外しておきます。

こんな感じで接続して、それからポンプを動かしてしばらく経つと、ゲージの針が-1barもしくは-30inHgあたりまで来ます。

ゲージの針の読み方については、以前の記事を参考にしてください。
この状態まで来たところで、さらに15分ぐらいポンプを動かし続けます。

その後、まずマニホールドゲージの青いバルブを閉めてから、次に真空ポンプを止めます。

そうして次に10~15分ぐらい待ちます。
もしその間にゲージの針が少しでも上がってくるようだったら、配管のどこかで空気が漏れているという事になるので、接続をもう一度見直します。

15分後もゲージの針が変わらず-1barを指していればバッチリです。
そうなったら、まず室外機のサービスポートからホースを外して、その後室外機の両方のバルブを開放します。
サービスポートのキャップは、トルクレンチを使ってしっかり閉めておきます。
これが緩いと、長い時間かけてサービスポートからガスが漏れていくことがあるようです。

後はエアコンを試運転してみて、冷たい風が出てくれば完了です。

手抜きの業者の場合

真空ポンプで15分、その後の確認で15分というのが待つだけになるので、タイムロスになります。
なので、作業件数を増やすためにこの作業を手抜きしてしまう業者がいるようです。

具体的には、配管を接続したらまず室外機の細い方のバルブを開放して、冷媒の圧力でサービスポートから配管内の空気を追い出して、適当に追い出したところで太い方のバルブも開放します。
これをやれば上記の作業が2~3分もかからずに終わります。
しかし当然ながら配管内に空気が残るか冷媒が外に出てしまうか、もしくはその両方になります。
あと空気の漏れがあるかどうかも確認しないことになります。
これが冷却能力を弱めるかエアコンを壊す原因になるので、個人的にはおすすめできないやり方です。

エアコン工事の大まかな説明は以上になります。
僕ももう半年前の作業になるので、若干記憶が曖昧になっていました。

よかったら参考にしてみてください。

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コメント

  1. ことり(仮) より:

    初めまして
    最近20年使ったエアコンが使えなくなり、ネットで購入しら交換作業をどうするか色々と検討していたところこちらにたどり着きました
    つれづれ様(仮名)はお仕事としてエアコン工事をされているのですか?私の家は横浜北部なのですが工事依頼可能でしょうか?
    可能ならばアドレスまで工事料金を教えてください
    配管は使えるのなら使って欲しいのと古いエアコンの処分もお願いしたいです
    本当ならばDIYでやりたいのですが人生で1~2度のために道具を揃えるのは割が合いませんよね

    • くれもな より:

      >ことり(仮)さん

      ご連絡ありがとうございます。
      頂いたアドレスの方にメールを送ったので、ご確認ください。

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