eBayで売れた時のPayPal手数料の処理について

PayPal手数料の会計処理について、考え直してみました。

PayPal手数料とは

eBayでものが売れると、バイヤーは代金をこちらのPayPalアカウントに入金します。
その入金を受け取る際に、PayPalは手数料を取ります。
手数料の額は、入金額の3.9%+40円です。

この手数料、月末などあるタイミングにまとめてではなく、入金のたびに手数料を引いた残りの分だけが入金されるようになっています。

今までは、入金があるたびに売上と手数料を仕訳に書くのが面倒だと思ったので、手数料を引いた正味の入金額を売上としていました。
最終的な損益はこれでも変わりませんが、これだと売上の実態が見えないのではないかと考えました。

仕訳はこうなります

例えば、30.00ドルの売上に対して1.40ドルのPayPal手数料を引かれて、28.60ドルの入金があったとします。
この日の為替レートは、1ドル=120円とします。

今まではこのようにしていました。
28.60×120=3,432なので、この数字を使います。

外貨預金 3,432 / 売上 3,432

PayPal手数料まで入れるとこのようになります。
30.00×120=3,600と、1.40×120=168なので、この数字を使います。

外貨預金 3,600 / 売上 3,600
支払手数料 168 / 外貨預金 168

もしくは

外貨預金 3,432 / 売上 3,600
支払手数料 168

となります。
3,432は正味の入金額に為替レートをかけて計算すると端数処理で差がでるかもしれないので、3,600-168で計算するのがいいでしょう。

PayPal手数料まで入れた方が実態が見えるので後者の方が望ましいのではないかと思って、今まで色々と作ってきたシートを修正しているところです。

PayPal手数料を仕訳に記帳する場合の為替差損益は?

ちなみにこの場合の支払手数料の支払元は売上からなので、為替差損益は発生しません。
濃度10%の食塩水に売上という濃度15%の食塩水を混ぜようとしているのですが、混ぜる前に15%の方から手数料を引いているので為替差は発生しないということです。
もし一旦10%の食塩水に15%を混ぜてしまってから改めて手数料を引くとなると為替差損益が発生しますが、計算が面倒になるのでそれをやっていないというだけです。

試しに計算してみます。
入金前のPayPal残高200.00ドル、外貨預金簿価23,400円とします。
つまり簿価のレートは1ドル=117.00円です。
この状態で、1ドル=120.00円の日に売上300.00ドル、手数料14.00ドルが発生するとします。

1.売上からPayPal手数料を引く場合

まず売上からPayPal手数料を引く場合の仕訳は上に書いたとおりです。
外貨預金 36,000 / 売上 36,000
支払手数料 1,680 /外貨預金 1,680

そして入金後のPayPal残高は200.00+300.00-14.00=486.00ドルになります。
入金後の外貨預金簿価は、23,400+36,000-1,680=57,720円になります。
ちなみに入金後の簿価のレートは、57,720÷486.00=118.765432098…です。

2.売上を簿価に入れた後、そこからPayPal手数料を引く場合

次に、売上を一旦簿価に入れた後、そこから手数料を支払う場合です。
まず売上の仕訳です。
外貨預金 36,000 / 売上 36,000

入金後のPayPal残高は200.00+300.00=500.00ドル、入金後の簿価は23,400+36,000=59,400円となります。
この時点での簿価のレートは、59,400÷500.00=118.80です。

次に、ここから手数料14.00ドルを支払います。
簿価のレートで考えると、14.00×118.80=1,663円支払うことになります。
ですが実際にはその日のレートで、14.00×120.00=1,680円支払ったことになります。
この差額の17円が為替差益になります。
ということで仕訳は以下のようになります。
支払手数料 1,680 / 外貨預金 1,680
外貨預金 17   / 為替差益 17

入金後のPayPal残高は500.00-14.00=486.00ドルというのは変わりません。
しかし入金後の外貨預金簿価は、59,400-1,680+17=57,737円になります。
入金後の簿価のレートは、57,737÷486.00=118.800411522…です。

濃度の濃いところから14.00ドル支払うのと、濃度の薄いところから14.00ドル支払うのとでは、その後の結果が変わってきます。
違っていいのか?と思うかもしれません。
しかし2の方が1と比べて簿価のレートが大きくなっているので、今後支払いがあった時に1と比べて為替差益の場合は小さくなり為替差損の場合は大きくなります。
こんな感じで長い目で見ると損益が相殺されるので、あとは解釈によって好きな方を選べばいいのではないかと思います。
ぼくは、簡単な1の方で記帳するつもりです。

PayPal手数料を仕訳に記帳する場合の問題点

問題点が1つあります。
それは、エクセル簿記の仕訳帳が2,100行までしかないことです。
ということは、もし販売だけで仕訳帳を埋めるとしたら、PayPal手数料を引いた分を売上とするならば年間2,100個の販売まで仕訳帳に書くことができます。
これがPayPal手数料まで仕訳に書くならば、半分の1,050個の販売までしか書けなくなってしまいます。

これがあったので、最初は前者の方法を取っていました。
実際に1,050個売るならば仕入れもしないといけないのでその分の仕訳を記帳したり、他にもお金の移動はあるのでそれも仕訳帳に記帳していくと、もっと少なくなると思います。
ぼくはまだそこまでは行っていませんが、1日平均3個売れば確実に足りなくなるので、決して天文学的数字ではありません。

そうなると、エクセル簿記のパスワードを購入してから仕訳帳シートのロックを解除して行を追加するか、もしくは別の会計ソフトを使うかしなければなりません。
他の会計ソフトは使ったことがありませんが、どの程度の自由度があるのか分かりません。
簿記の知識がないならばソフトのルールにしたがって入力するだけでいけると思うので楽だと思いますが、ある程度の知識があるならばこう処理したいというのがあると思うので、そうなるとやっぱりエクセル簿記が使いやすいのかもしれないとも思います。
でもまあ市販の会計ソフトも、どのように処理するかというのはきっと設定できるんだろうと思います。

ぼくはエクセル簿記のパスワードは購入しているのでロックを解除することはできるのですが、使いにくいと思うこともあるので市販の会計ソフトにも興味があります。
今よりも売買の規模が大きくなってきたら、新しい会計ソフトを導入することも検討しようと思います。
まあ少なくとも今年度は仕訳帳の行数が足りなくなるということはないと思うので、考えるとしても来年以降です。

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