平成27年度上期筆記試験の複線図問題を解いてみます

試しに1回分記事にしてみます。
先の記事で言ったとおり、単線図のみで複線図は書かずに解いてみます。

配線図

H27上fig

必要な部分だけ切り抜いています。
別のタブに原寸大画像を開いてから、問題を読み進めてください。

平成27年度上期は、複線図に関する問題が4問出ていました。
普段は大体2~3問ぐらいだったので、問題数が増えています。

問34 最少電線本数

H27上34

④の最少電線本数です。
これは非常に簡単だった問題です。
というわけで、見てみます。

まずこの部分に関する配線は、トイレの照明換気扇と、洗面所のダウンライト洗面台です。
トイレにあるETのコンセントは、ここの配線とは別電源mとなっています。

この配線は、まずfの電源から下のボックスでそれぞれエオのスイッチと器具があり、上のボックスでウのスイッチ器具と、洗面台は蛍光灯に横付けのプルスイッチがあります。
これらのスイッチと器具はボックスの上下で完全に独立しているので、上は上でグループ化、下は下でグループ化できます。
上のボックスから出ているスイッチと下のボックスから出ている器具が対応しているとかいうのがないという事です。
で、グループとグループの間を渡る電線はイの2本が正解です。
以上です。

・・・だとちょっと不親切かもしれませんので、初回のみもう少し詳しく見てみます。
これ以降同じような問題が出てきたら、その時は「グループ間の電線は2本」で済ませます。

まず、考える手順は以下の通りです。

1.白線をスイッチ以外に引く
2.黒線をスイッチとコンセント(常時点灯の器具)に引く
3.スイッチを対応する器具を繋ぐ
4.三路スイッチ、四路スイッチがあれば渡す

まず1で、白線をfから下ボックスを通りエのDL、オの換気扇に引いて、下ボックスの白線を上ボックスに伸ばしてからウのDLと右の洗面台に伸ばします。
ということで、④を1本通ります。

次に2で、黒線をfから下のボックスを通りエオのスイッチに引いて、下のボックスの黒線を上のボックスに伸ばしてからウのスイッチと右の洗面台に伸ばします。
ということで、④を1本通ります。

3で、エオのスイッチと器具をそれぞれ繋いで、あとウのスイッチとDLを繋ぎます。
これで、④を通る電線はありません。

4は、三路スイッチがないので線を引きません。

以上から、白線1本と黒線1本の合計2本が最少電線本数です。
グループとグループの間の電線は2本というのがお分かり頂けたでしょうか。

問43 リングスリーブの種類と個数

H27上43

⑬のボックスのリングスリーブの種類と個数の問題です。
⑬のボックスがある部分の配線ではグループ化ができないので、順番に数えていくしかありません。
リングスリーブの場合は電線の太さにも注意が必要ですが、問題にもある通りここでは全てVVF1.6で考えます。

まず白線を、eからボックスに伸ばし、そのまま左のボックスまで伸ばします。
左のボックスから、アイの照明、下の換気扇にそれぞれ伸ばします。
よって左のボックスでは、1.6を2本接続するので、小スリーブ1個です。

次に黒線をスイッチとコンセントに通しますが、三路スイッチがある場合はどちらに通すかという問題があるので、三路スイッチは後回しにします。
まずeからボックスに伸ばし、それを左のボックスまで伸ばします。
左のボックスから、イの白熱灯と下の換気扇に伸ばします。
で三路スイッチですが、片側を電源と繋いだらもう片側をアの蛍光灯と繋ぎます。
電源を右下の三路スイッチと繋いだら、上の三路スイッチとアの蛍光灯を接続するのですっきりします。
電源を上の三路スイッチと繋いだら、右下の三路スイッチとアの蛍光灯を繋ぐことになるので、電線が余計に必要になります。
以上から、上のパターンが正解です。
ということで下のボックスを見ると、eから右の三路スイッチと左のボックスに伸ばすので、3本接続することになり、小スリーブ1個です。

次にスイッチと器具を接続します。
上のアの三路スイッチとアの蛍光灯を繋ぐので、下のボックスには関係ありません。

最後に三路スイッチ間の1番3番をそれぞれ繋ぎます。
右下の三路スイッチから上の三路スイッチまで2本繋ぐので、下のボックスでは2本の接続を2箇所接続することになり、小スリーブ2個です。

以上から、イの小スリーブ4個が正解です。

問45 最少電線本数

H27上45

このタイプの問題は、過去問で見た記憶がありません。
と言っても、中身は問34の最少電線本数の問題と同じです。

⑮の最少電線本数ですが、問43で複線図を書く手順を辿ったので、それを使います。

電源からの白線が1本、電源からの黒線が1本、あと三路スイッチの1番3番の渡り線がそれぞれ1本ずつの、ロの合計4本が正解です。

問46 差込型コネクタ

H27上46

⑯の差込形コネクタの種類と個数の問題です。
これも問43で手順を辿ったので、これを使います。

まず白線が、⑮から来てアの蛍光灯、イ、下の換気扇に行くので、4本用のコネクタが1個です。

黒線が、⑮から来てイ、下の換気扇に行くので、3本用のコネクタが1個です。

上のアの三路スイッチと蛍光灯を繋ぐので、2本用のコネクタが1個です。

最後に、右下と上の三路スイッチ間を2本で繋げるので、2本用のコネクタが2個です。

という事で、ロの2本用が3個、3本用が1個、4本用が1個が正解です。

試しに書いてみましたが、分かる人には分かるだろうし、分からない人には分からないような説明になってしまいました。
簡単に言うと、上に書いた4種類の線、つまり電源からの白線、電源からの黒線、スイッチから器具、三路スイッチと四路スイッチの渡り線2本をそれぞれ分けて頭のなかで考えるというやり方です。
まずは詳細な手順を理解してください。
これをしっかり理解した上で、次に上に挙げた簡略化した手順を理解しましょう。
このあたりの考え方も過去の記事にまとめてあります。
それが分かったら、4種類の線を分解して頭の中だけで考える練習を繰り返してみてください。
段々と慣れていって、そのうち技能試験で複線図を書くのは時間の無駄だと思えるようになってくると思います。

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