複線図の書き方で気づいたこと

複線図は一旦終わりにすると言いましたが、過去問を解いていると問題が出てくるのでそれは解いていました。
そこで気になったことがあったので、纏めてみます。

まずは手順のおさらいです。

1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。
2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。
3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。三路スイッチの場合は、どちらか片方の0に。
4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。
5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。
6.電線を接続するところを囲む。ジョイントボックスなら◯、アウトレットボックスなら□。
7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。ボックスに入った電線が接続なしで出て行くことはないように、素通りするところも必ず接続する。
8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」(白色の意味)と書く。
9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」(黒色の意味)と書く。
10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。

この手順3のやり方によって違う図が出来上がることに気づきました。

例題です。
下記は平成26年度下期の問題から、ちょっと変えたものです。
SN3V0668

A.手順3で電源の非接地側を右下の三路スイッチと繋いだ場合
SN3V0669
こうなります。

B.手順3で電源の非接地側を左上の三路スイッチと繋いだ場合
SN3V0670
こうなります。

どちらの図に従って作っても、三路スイッチで3つの蛍光灯を纏めてオン・オフするという動きは変わらないと思います。
ですが、電線の本数やスリーブの個数に違いが出ています。

具体的な違いは以下のようになります。

A・・・ジョイントボックス間の電線本数が4本、左ジョイントボックスのスリーブ数が4(2本が3個、3本が1個)

B・・・ジョイントボックス間の電線本数が5本、左ジョイントボックスのスリーブ数が5(2本が5個)

こういう問題では最少電線本数を聞かれることが多いようです。
なのでこの場合、電線本数の少ないAが正解になります。

試験は置いておいて、実際に施工する時でも材料が少なくて済むAが正解ということでしょう。

電源の非接地側と三路スイッチの0番を結ぶ時は、どちらでもいいというわけではなさそうです。
ですが、今のところどちらに結べば正解かというのは判別できません。

今後、判別方法が分かったらまた纏めます。

余談ですが、上の複線図で器具を並び替えて書いたら以下のようになります。
SN3V0671

こう書けば、2つの三路スイッチで3つの蛍光灯を同時にオンオフできるというのが見えてくると思います。

これぐらいの簡単なものなら何となく分かるようになってきました。

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コメント

  1. oka416R より:

    こんばんは。
    普通はAパターンですね。
    電源(非接地側)の近い方の3路に電源突っ込む。
    出来るだけ電源の近いところにスイッチを入れたくなります。
    改造工事の場合はAだと手前の0番を離せば電源を遮断しやすいですが、
    BだとAのつもりで工事すると
    奥のゼロ番の目的の3路に電源がきているので危険です。
    逆送りとか言います。
    たまーに現場ではBパターンもあります。
    発見するとびっくりします。

  2. くれもな より:

    oka416Rさん
    コメントありがとうございます。
    プロの方でしょうか。
    基本は電源近くの三路スイッチを結ぶのでよさそうな気はしていましたが、例えば遠くの三路スイッチと同じ場所に別のタンブラスイッチもあるという場合は、ついででそっちの三路スイッチに結ぶ方が電線本数が少なくて済みそうな気もしています。
    その辺りを見極めるには、自分の経験はまだあまりにも浅すぎます。
    改造工事だと、必ずしも初めに作った人が自分と同じ考えで作っているとは限らないので難しいですよね。
    ぼくもSEやっていた時、前の人がぐちゃぐちゃに作ったプログラムを改造させられてうんざりした覚えがあります。
    とても参考になるお話、どうもありがとうございました。

  3. oka416R より:

    申し遅れました。
    私、電験寺というブログを書いています。
    宜しくお願いします。
    考え方はプログラミングと同じでいいかと思います。
    まずは安全第一。
    あとは、無駄を省いてできるだけコストを下げるやり方でOKです。
    電線も2条と3条ではコストが大きく違います。
    複線図をいろいろ研究されるあたり、プログラマーな感じがしますね。

  4. くれもな より:

    oka416Rさん
    ブログ拝見しました。
    ビルのメンテナンスやその他いろいろな事をされているのでしょうか。
    それに関するであろう資格も多くお持ちのようで。
    電線が2本でも3本でもそんなに変わらないんじゃないかと思っていましたが、実際の工事だとこれが何十メートルとか100メートル以上とかの規模になるんですよね。
    そうなると、確かにコストが大きく違ってきそうです。
    電工二種の技能試験用の電線セット程度でも何千円とするようなので。
    安全第一は確かに重要ですね。
    プログラムはバグを出すのは当たり前でそれをテストで潰していくやり方ですが、電気工事になるとバグを出すこと自体が直接事故に繋がるのでミスは許されませんよね。
    ぼくは気になったことは調べないと気持ちが悪いという性格のようで、今回もそれで調べてみました。
    あと別件で、許容電流の計算で七捨八入というのが出てきてこれも気になって調べたので、気が向いたらこれも記事にしようかと考えています。
    試験に直接影響はないところだと思うので、非効率的だとは思うのですが。

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